働き方ライフハック

就職、転職、そして日々働くことへのマインドアップや工夫に関する記事。

【目標・課題設定】日々の業務にモチベーションを与える具体的な目標・課題設定のコツ

どんな会社でも、1年や半年といった時間軸で、個人ベースの目標設定がされ、期末が終わった後に、それに対する評価・フィードバックがあり、給与・賞与に反映される、といった「目標・課題設定」があるかと思います。

 

一方で、目標設定の際にはなんとなく設定した項目を覚えているのだけど、日々の業務が始まった途端に、何を設定したかを意識して働くことなく、期末の振り返りの時に「あぁ、こんな目標設定したな」と、忘れてしまっている人も多いのではないでしょうか?

 

また、評価・フィードバックの際にも、特に定性面の評価などでなかなか納得がいかなかったりするものの、そもそもの目標・課題設定がそうなってしまっているからどうしようもない、なんて経験をした人も多いのではないかと。

 

今回は、設定した目標をできるだけ日々の業務のモチベーションとして活用し、評価・フィードバックの際にも納得いくものにできるよう、「日々の業務にモチベーションを与える具体的な目標・課題設定のコツ」について書いてみたいと思います。

 

評価・フィードバックを効果的に行うための記事はこちらに書いてあるのでよかったらこちらもご覧ください。

 

 

 

日々の業務にモチベーションを与える具体的な目標・課題設定のコツ

定性的な目標ほど到達点を具体的に設定する

個人の業績や能力を評価する項目の区分として、多くの組織では定量的」なものと「定性的」なものがあるケースが多いと思います。

 

定量的」なものは、売上や利益、個人の営業成績の結果である販売額や獲得件数等、目標と結果が具体的にわかりやすいですよね。

 

一方で、「定性的」なものは、目標設定の時から工夫して考え、本人と確り合意して設定しないと、評価をするのが難しくなったり、納得いくフィードバックに繋げられなかったりします。

 

例えば、「顧客への提案力を強化する」「効率性を意識して仕事に取り組む」等、どうやったらそれが達成されたのかがわかりにくい目標設定は、結局通常の業務でそれを意識することが難しく、モチベーションにも繋がらず、評価もしにくい目標設定になってしまいます。

 

「意識する」とか「取り組む」などの語尾になっているものの多くはこのパターンになっている気がしますよね。

 

上記の例も、「提案力の強化に向け、〇〇と〇〇の新しい分野の提案を月に〇回以上行う」とか、「効率的に仕事をこなし、残業時間を前年比〇%にする(あるいは副業の時間を〇%確保する)」などのほうが具体的ですし、日々の行動に落としやすいと思います。

 

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最初から評価が決まってしまう定性目標は設定しない

上記の「定性的」な目標を具体化する話にも繋がるのですが、目標を設定した時点で評価が決まってしまうような定性目標の設定も避けるべきです。

 

具体的には、コンプライアンスを順守する」とか、「事務ミスを起こさない」とか、守りの目標で当てはまることが多いです。

 

こういった「守れて当たり前(=守れたら普通の評価)」にしかならない項目は、例えば、1~5の5段階評価だったとしたら、すごく守れていても、大して守れていなくても、恐らく期末に「3」の評価がつけられてシャンシャン、という感じじゃないでしょうか?

 

こういった守りの目標は、犯してしまえば減点、というのは周知の事実なので、目標項目として敢えて設定せずに、確りメリハリを効かせることができる目標を設定したほうがベターです。

 

会社全体や組織全体の大きな目標を漠然と設定しない

これは企画系や本部部門の組織に多いと思いますが、全社ベースの目標を、そのまま各個人の定量目標に設定してしまっているケース。

 

例えば会社全体の「売上高」「営業利益」だったり、各事業部門の全体利益だったり。

 

社長や事業を統括する役員ならともかく、全社の定量目標をその個人に設定したとしても、自分が影響を及ぼせる範疇を越えた部分での結果にしかならず、日々のモチベーションに繋がりません

 

本部だから、企画だからと、なんとなくかっこつけて「我々は全社の利益を背負っているのだから」と、個人の目標に当てはめても、目標としてはワークしないものになってしまいます。

 

もう少し、各個人の頑張りで影響を及ぼせる、手の届く目標にブレイクダウンすることが必要ですね。

 

会社・組織の期待値と個人の目標設定を合わせる

今のような環境変化の早い中で企業経営をしていると、大小はあれどスピーディーに事業モデルの転換やチューニングをしていくことが必要です。

 

また、企業として大きな失敗をしてしまった時などは、これまでの拡大路線から、一旦守りに入るための体制固めが必要だったりします。

 

そういった会社全体の変化があった時は、個人単位の目標設定も変化を加えることが必要なのに、前例踏襲や過去との比較がしにくくなることなどから、なかなか個人単位の目標を変更できない組織がままあります。

 

具体的には、収益や売上といったボリューム拡大路線から、顧客基盤を広げる新規開拓が必要な時期にも関わらず、従前どおり、売上・収益至上主義の目標体系になってしまうこと。

 

あるいは、不祥事の後など、体制作りや事務面での堅確化が必要な時期に、今まで通り営業面の評価ウェイトが過半を占めてしまい、体制整備に奔走した人が報われない評価体系になっていたり。

 

いずれも会社の成長を停滞させ、優秀な人材を流出させてしまうことに繋がりかねないので、毎年・毎期の目標設定も、前例踏襲のマンネリ化せず、新しい目で作ることが必要だと思います。

 

以上、「日々の業務にモチベーションを与える具体的な目標・課題設定のコツ」に関する記事でした。

 

 

【実体験】休日でも仕事が頭から離れない、心配性で憂鬱な日々を克服した話

せっかくの休日なのに、翌週の大きな仕事のことが頭から離れなかったり、仕事終わって家に帰ってもまた、仕事のことを思い出してしまったり、もしくは夜中にうなされて起きてしまったり。

 

そんな経験、みなさんはありますでしょうか?

 

よく、会社から一歩出れば仕事のことは一切忘れて・・・という方もいらっしゃるように聞きますが、わたくし自身、全くそれとは正反対のタイプでして。。。

 

家族といる休日や仕事の行き帰りの電車、朝目が覚めた瞬間やお風呂に入っているとき(なぜかこれが一番多いのですが)に、しょっちゅう仕事のことを思い出してしまい、休日もゆっくり休めない自分や、朝目覚めてすぐ仕事のことを考えている自分に嫌悪感を感じた日々もありました。

 

でも今は、この心配性な自分の性格を、逆にものすごい強みとして考えられています

 

今回は、そんな発想の逆転に至った自分の実体験をベースに、「休日でも仕事が頭から離れない、心配性で憂鬱な日々を克服した話」について書いてみたいと思います。

 

 

休日でも仕事が頭から離れない、心配性で憂鬱な日々を克服した話

心配性な自分が嫌で仕方なかった日々

若い頃から、休日に恋人と会っている時間や、友人と遊んでいる時間でも、例えば街の看板や電車から見えた風景がきっかけとなって、すぐに仕事のタスクを思い出してしまい、その場を全力で楽しめないことがよくありました。

 

そうなってしまうと、急にドキドキしてきたり、もう仕事の緊張感のある場面に頭が移行してしまって、会話の内容も話半分になり、何より休日なのに精神的に全然休まらない、なんてことが多くありました。

 

後で書きますが、その頃は考えてしまった時の”対処法”も知らなかったので、一度憂鬱な仕事のことを思い出してしまうと、もう抜け出せませんでした。

 

特に大きい仕事が控えている時や、新しい部署に異動した時などが顕著で、あまりに休日に”集中できない”ので、少し一人にさせてくれ!なんてこともあったりで。

 

そんな時期が結構長かったので、休みになれば仕事を忘れられる図太い?性格の方々を羨ましく思い、自分の異常なほどの心配性さ加減が嫌で仕方ありませんでした。

 

気持ちの転換→心配で準備することは恥ずかしいことじゃない!

そんなある時、自分と全く真逆の性格であるハートの強い人が、大勢の前でプレゼンをする機会がありました。

 

その人は、いつも大きな仕事の前でも構えたり、緊張した素振りを見せることはなく、むしろいつも色んなことに身構えて準備するわたしのことを若干小ばかにもしたことがあるような人です。

 

いつも通り、大した準備もせずにプレゼンに臨んだところ・・・

 

なんと、目も当てられないような大失敗。しどろもどろで何を言ってるかわからなくなり、大勢の方を巻き込んだ大失敗になってしまいました。

 

それを見た時に、「あれ?めちゃくちゃダサいじゃん」と、何か心が晴れたような気持ちになり、そういった目で日々起こることを見ていると、大した準備をせずに臨んでいる人ほど、結構たくさん失敗していることに気付きました。

 

しかも、ちょっとたちが悪いのは、そういった人たちはハートが強いので、失敗している時も、失敗が終わった後も、あまり気にしておらず、そのせいで成長できていないことにも気付きました。

 

そういった経験を通じて、自信を持って物事に臨むためには、「準備して臨むことは恥ずかしいことじゃない」と強く思うようになりました。

 

それからは、むしろ「恥ずかしげもなく準備すること」のほうが仕事に臨む姿勢としては大切だということに気付き、それまではコソコソ見えないところでやっていたような事前準備(資料を読み込んだり、マーカーを引いたり、など)も堂々とやるようになりました。

 

 

四六時中考えらえることが自分の最大の強み

「準備して臨むことは恥ずかしいことじゃない」という発想に切り替わってから、休日・仕事の行き帰り・寝て起きた時に仕事のことを考えてしまうことが、むしろ自分の最大の強みなんだ!と思えるようになってきました。

 

このあたりはまさに賛否両論かと思うので、どうしても休日などに切り替えることができない方に賛同いただけたら幸いです・・・

 

ちょっと極端な発想になってしまうのかもしれませんが、周りの人が平日の8時間とか9時間という時間軸で働いている中、自分はある意味24時間を使って勝負できるので、アイデアの数や仕事の段取り力で大きな差別化が図れます。

 

さらに、今までは休日に考えることが悪いことだと思い、その考えを閉じ込めようとしていたのを解き放つことができたので、今までよりも多く、考えが巡るようになりました。

 

 

即座にアウトプットして頭の中から消していく

こうなってくると、「休みの時もそんなに仕事のことばかり考えて嫌じゃないのですか?」といった疑問やご意見もあろうかと。

 

確かに、休みの日もずーっと唸っていて悩んでいるような顔をしていたら、精神的にもつらいですし、それこそ一緒にいる人も楽しくないですよね。。

 

実は、四六時中考えることが強みになった今、全くそんな状況に陥っていないんです。

 

コツは、考えて浮かんだことを、即座にアウトプットして、頭の中から消していくことにあります。

 

仕事のことを考えてしまって、それをアウトプットせずにずっと反芻していると、それはどんどん憂鬱な気持ちにもなってしまいます。

 

なので、具体的には、アイデアや仕事の段取りについて思いついたら、それを即座に会社のメールアドレスにメモ書きで送ってしまいます

 

そうすると、頭からはそのことが消えてなくなり、休日に集中できたり、また次のことを考えられたりします。

 

なので、実は、わたしの月曜日の朝のメールボックスは土日の自分からのアイデアメールなどでいっぱいになっていることがあります。

 

アウトプットすることで集中力が増すことについて書いたこちらの記事もよかったらお読みください。

 

t-shigotoron.hatenablog.com

 

 

参考になった本

 

幻冬舎の社長である見城徹さんとサイバーエージェント社長の藤田晋さんの掛け合いの内容になっている「憂鬱でなければ、仕事じゃない」という本。

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憂鬱でなければ、仕事じゃない (講談社+α文庫) [ 見城 徹 ]
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まさに自分のバイブル的な本で、ダラダラ働いてしまいそうな時に読むと、頭をガーンとぶったたいてくれます。

 

中でも見城さんの「憂鬱なことが3つ以上ないと心配になる」であったりとか、「小さいことにくよくよしろよ」といった言葉は、心配性な自分を正当化して自信を持つきっかけにもなり、大変感謝しています。

 

また、靴下屋さんのタビオの会長である越智直正さんも、以前テレビ番組で、

 

気を抜くと靴下のことを考えてしまう

 

ということをおっしゃっており、これも四六時中仕事を考えてしまう人に勇気を与えてくれる言葉だと思いました。

 


 

 

 

以上、「休日でも仕事が頭から離れない、心配性で憂鬱な日々を克服した話」を自分の実体験ベースで書いてみました。

 

【集中力アップ】効率性を高めるためにすぐに実践できる仕事の集中力アップノウハウ 

新しいサービスを生み出すためのアイデアを考えたり、タフな資料作りをしたい時に、自分の業務にとにかく没頭して集中したい時があると思います。

 

一方で、日々働いていると、他のことが気になってしまったり、メールや電話で誰かに話しかけられてしまったり、自分の集中力がなかなか高まらなかったりと、なかなか没頭できずに締め切りが迫り、焦燥感にかられる・・・なんてことも多いと思います。

 

こういう時に「とにかく集中しよう!」と精神論で切り替えてもなかなかうまくいかないですよね。

 

今回は、自分の仕事に没頭できる環境を具体的に作るための「効率性を高めるためにすぐに実践できる仕事の集中力アップノウハウ」について書いてみたいと思います。

 

 

効率性を高めるためにすぐに実践できる仕事の集中力アップノウハウ 

高い集中力が必要な予定は朝・午前中にこなす

新しいアイデアを考えたり、集中力が必要なタスク・業務は、朝や午前中にスケジューリングしてこなしていったほうがよいアウトプットに繋がると思います。

 

例えば、時差出勤が可能な会社や、朝早く仕事に取り掛かることにお咎めのない会社にお勤めの方々は、できれば業務開始前の朝の時間を活用するのがオススメです。

 

わたしも、特に集中してこなしたい業務・タスクがある時は、朝6時過ぎに出社して、誰にも邪魔されずに2時間程度、業務を進めたりアイデアを出したりしています。

 

その時間であれば、電話やメール、話しかけられたりすることが少なく、自分の業務に没頭できます。

 

何より、ちょうど会社に着いて業務を始める、朝起きてから2時間経ったぐらいの時間帯が、1日の中でも最も頭が働いて集中力が高まる時間でもありますので。

(在宅勤務の方も増えていると思いますが、同様に、朝起きてごはんを食べ、身支度整えた後の最初の時間が集中力高く取り組める時間じゃないかと思います)

 

その意味から、個人で行う業務だけでなく、柔軟に頭を働かせることが必要なブレスト会議などは、朝や午前中に設定したほうが、活発に行えると思います。

 

夕方のブレスト会議は、既にみんな一日業務をしてきて疲労感があり、ダラダラしてしまいあまり生産性がないもので終わってしまうことも多いと思いますので。。。

 

ルーティンワークは集中力の低下する午後や夕方に行う

逆に、あまり集中力を使わなくてよいような定例作業・ルーティンワークは、集中力の落ちてくる夕方に行うようにするといいと思います。

 

定例作業・ルーティンワークは、自分が慣れた、得意な作業でもあるので、ルーティンワークをこなすと、実は仕事ができるということに少し自信が持てたり、頭の中をスッキリするような効果もあるので、またそのあとに集中して業務に取り組めたりします。

 

いずれにしても、一日の予定、一週間の予定を立てていく中で、朝早く・午前中・午後・夕方など、自分の集中力の変化を想定して、予定・タスクを組む習慣をつけられると仕事の効率も上がっていくと思います。

 

雑念や気になることを書き出して目の前から外す

みなさんもよく、集中しなければいけない業務を行っている時に、次のタスクや私生活のこと、明日以降の憂鬱なことなどが頭から離れずに、何度もそのことを考えてしまって結局仕事にならなかった、なんてことを経験したことはないでしょうか?

 

目の前にやりたいことがあっても、心配なこととか憂鬱なことはどうしても頭から離れないものですよね。。。

 

そういう時は、頭の中に浮かんでしまった意見やアイデアを、頭の中に留めておかずに、メモ書きやスマホのLINEとかでもいいので、見えるように、残せるようにメモして外に吐き出してしまいましょう

 

そうすることで、頭の中からそれらを取り除くことができ、業務に集中できるようになります。

 

意見やアイデアだけでなく、心配だな、憂鬱だな、と思ってしまったら、その思ってしまったことだけでもいいので、「〇〇が心配だ」とか「〇〇が憂鬱だ」とかでよいので、書き出してしまう。

 

そうすると、自分が悩んでいること、嫌だと思っていることが目の前に可視化できて、「自分はこれが嫌なんだな」と自覚できて、心がスッキリしたりします。

 

メール・電話から具体的に遠ざかる

みなさんの職場は、所謂「内線電話」があって、かかってくると部やチーム全体の電話が鳴ってしまうような環境でしょうか?

 

また、アウトルックなどのメールソフトの設定で、新着メールが来ると、ポップアップで知らせてくれるようになっていたりしますでしょうか?

 

いずれも、集中して何かをやっている時には妨げになってしまうものですね。

 

そうは言っても、内線電話を廃止する!なんてことは、なかなか自分一人ではできないこと。

 

なので、集中したい時は、会議室に籠ったり、人が少ない時間の食堂へ移動したり、あるいは許されるなら落ち着いたカフェに移動して没頭するなど、電話が鳴らない環境に具体的に移動してしまいましょう。

 

また、メールソフトもずっと起動しているとポップアップが出てしまうので、いっそ、ソフトごと一旦閉じてしまうと、メールに時間と集中を持っていかれなくなります

 

メールソフトを閉じてしまうと不安、という人もいますが、1~2時間程度、メールを見なくても問題ないですし、本当に緊急の時は、話しかけられたり電話が来たりしますので。

 

メールって、ちょっと目に入ると読んでしまったり、その時点で返信内容を頭が考え出してしまうので、閉じてしまうというのは日常で具体的にできる効果的な手段だと思います。

 

参考になった本

メンタリストのDaiGoさんの「超集中力」という本。

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まさにその名のとおり、集中力を高く保つ考え方や方法論が豊富に載っています。

 

この記事でも紹介した、メモ書きにしてアウトプットしてしまう、ということや、その他すぐに実践できるノウハウが詰まっていますので、参考にしてみてください。

 

もうひとつ、「起業家の革命ノート TKP式成長メソッドの秘密」という本。

 

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起業家の経営革命ノート TKP式成長メソッドの秘密 [ 河野 貴輝 ]
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こちらは貸会議室で国内最大規模を誇る㈱ティーケーピーの河野社長の本です。

 

本記事との関連としては、

 

イデアマンとそうでない人の違いは、意識の深いところで考え続けるか、そして、思いついたときにそれを書きとめる行動を取るかどうかの違いだけ

 

という一文があり、頭に浮かんだことを常に書きとめることの重要さについて触れられています。

 

それ以外にも、河野社長が一人で小さなひとつの会議室からビジネスを始めた秘話やノウハウが書かれていて、読み物としても大変面白い本です。

 

以上、「効率性を高めるためにすぐに実践できる仕事の集中力アップノウハウ」の記事でした。

 

 

 

 

 

【チームミーティング】効果的で生産性の高いチームミーティングのためにマネージャー・リーダーがやるべきこと

以前の記事で「効果的・効率的なチームミーティングに向けてやめるべきこと、無駄なこと」について書きました。

 

t-shigotoron.hatenablog.com

 

 

その記事で、色々やめることべき無駄なことについては書きましたが、一方で、毎週のように同じメンバーで行われるチームミーティングで何をやれば、効果的で生産性の高いミーティングになるのでしょうか?

 

毎回メンバーが惰性で出席するようなミーティング内容だと、開催するマネジャーのほうも参加するメンバーのほうも疲れてしまいますよね。

 

そこで今回は、自分の経験も踏まえて、「効果的で生産性の高いチームミーティングのためにマネージャー・リーダーがやるべきこと」について書いてみたいと思います。

 

毎度ながら、自分の勝手気ままな意見なので、賛否両論あろうかと思いますが、ご容赦ください。

 

 

効果的で生産性の高いチームミーティングのためにマネージャー・リーダーがやるべきこと

調べてきた外部情報をメンバーに共有してもらう

 

日々仕事をしていると、どうしても社内の情報や今一緒に働いているメンバーで仕事を考えてしまうことが多くなります。

 

その中で新しく生み出した商品/サービスを世に出そうとしてみる(もしくは実際に出してみる)と、市場やお客さんに評価されなかったり、他社がとっくにもっと先を行くサービスを展開してたりします。

 

それを避けるために、日常的に外部・市場の情報を取り入れたり、他社の調査や外部の人とディスカッションする場を設けたりすることが重要ですが、社内の仕事が忙しくなればなるほど、それを怠ってしまったり、それに割く時間が取れなくなってきます。

 

ちなみにわたしは、たまに飲みに行くときに、なるべく社内の方(特に今一緒に働いている方)ではなく、社外の旧友や転職していった人たち、社内でも他部署の人と積極的に会うようにしています。

 

こういった外部情報の取り入れをチームミーティングの場を使ってやると、定期的に外部の情報に触れることを仕組み化できます。

 

具体的には、1週間の中で、自分たちの仕事・業務に関連する競合他社の取組みや、使えそうなスタートアップ企業が提供するサービス、市場の動向等を調べてきて、それをチームミーティングの場で共有するなどのやり方があると思います。

 

また、それを、輪番制等でチームメンバーに調査・まとめ・発表をしてもらうことで、メンバーの育成・成長にも繋がり、毎回チームミーティングが一定程度、新鮮な内容で行うことができると思います。

 


 

 

チームのショートディスカッションの場として使う

普段、マネージャーと1対1でタスクや業務の話をしている際に、「これはもう少し幅広く意見もらったほうがいいね」という類のものをチームミーティングの場でディスカッションする、というのも有意義です。

 

テーマとしては、別途会議を設定して集めるほどの議題じゃないけど、複数人からの意見をもらって進めたいこと、などがあると思います。

 

ポイントは、事前にメールなどでテーマや意見がほしいことを共有し、ミーティングまでに頭の体操をしてきてもらうこと。

 

それと、どんなに長くでも10分~15分ぐらい終えること。長くなってしまうのであればメンバーの時間も奪ってしまうので、別で会議設定したほうがいいですよね。

 

若手担当者のプレゼン力アップの場に使う

上記の2つのテーマとも関連するのですが、若手担当者のプレゼン力アップの場としてチームミーティングを活用するのもいいと思います。

 

企画や営業、その他のどんな仕事でも、自分たちがやりたい、あるいは利用してほしい・買ってほしいと考えていることを、相手に伝わるように可視化(資料作り)して、納得してもらえるように伝える(話す・説明する)ことは誰にとっても重要で必要なスキルです。

 

若手のうちは、なかなかそれをお客さん相手の実際の場面で経験させてもらえる機会が少なかったりするので、チームミーティングの場を使って、若手にこういったプレゼン力(相手に納得してもらうための資料作りから話し方)の訓練をしてもらうのはいい機会だと思います。

 

次の仕事や業務に活かせる具体的・実践的なテーマを与えて、チームメンバーの前でプレゼンしてもらうなどすると、チームとしての組織力も向上していくと思います。

 

 

全体としては、チームミーティングが惰性的・マンネリになってしまうと、開催するほうのマネージャーも、参加するほうのメンバーもめんどくさくなってしまうので、定例的なチームミーティングでやることはそもそもあまり多くないという意識をもって、短く済ます、ぐらいの感覚でよいかなと思っています。

 

参考になった本

 

チームミーティングとは直接関係ないですが、チームに関する本として、DeNA創業者の南場智子さんの「不格好経営」という本のご紹介です。

 

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DeNA創業時からの数々の失敗を赤裸々に書かれている本です。

 

今では大企業となっている会社でも、創業期からはたくさんの失敗をして今に至っていることが肌に感じられるのと、いつもチームとして機能させてきた会社であることがよくわかる本です。

 

読み物としても大変面白く、一気読み間違いなしです!!

 

以上、「効果的で生産性の高いチームミーティングのためにマネージャー・リーダーがやるべきこと」でした。

 

 

 

 

 

【チームミーティング】効果的・効率的なチームミーティングに向けてやめるべきこと、無駄なこと

みなさんの職場でも、当たり前のように週次等の頻度でチームミーティングが行われていたりしませんでしょうか?

 

わたしもいくつかの組織で毎週のように行われるチームミーティングを経験してきましたが、ほとんどが「集まること」が目的になっていて、中身のある、効果的・効率的なチームミーティングは少なかったのが印象です。

 

チームをまとめる役であるマネージャー・リーダーが、これまでやっていたものをやめられなかったり、なんとなく週に一回ぐらいはみんなで顔を合わせて…と、惰性気味にメンバーを集めてしまうと、なかなか生産的なミーティングにはならないなと。

 

今回は、定期的に行われるチームミーティングで、これまで自分も経験してきて感じる無駄なこと、やめるべきこと、にフォーカスして書いてみたいと思います。

 

一方で定期的に集まるチームミーティングを生産的・効果的なものにするためにやるべきことについては、こちらの記事に書いてみましたのでよかったらお読みください。

 

t-shigotoron.hatenablog.com

 

 

 

 

効果的・効率的なチームミーティングに向けてやめるべきこと、無駄なこと

メンバーのタスク進捗報告の場にしない

よく、各人の1週間のタスク表をそれぞれ持ち寄って、「わたしは今週○○が期限なのでそれをやらなくてはなりません」「わたしは週末に●●があるのでその準備が…」などと、個人のタスクを披露するだけのミーティングがよくあります。

 

これは、その個人のタスク管理の話で、基本的にはマネージャーと共有できていればよいことで、延々と聞かされているほうは苦痛でしかなく、なんの時間だろ?となってしまいます。

 

共有することで、みんなでディスカッションしたい、というような話なら別ですが、それはただタスクを共有する話とは違います。

 

また、この個人タスク披露会を始めると、定例的な作業系の業務をやっている人が忙しく聞こえて、イデアを練ったり市場調査をしている人がヒマな人に見えてしまい、いつの間にか「タスク量の自慢大会」が始まってしまいます。

 

あくまで、個人のタスク管理は別の方法で行い、みんなが集まるミーティングでは披露しないほうがよいと思います。

 

共有・報告だけのミーティングにしない

上記のタスク報告会にも関連しますが、共有・報告だけのミーティングもまた、多く開かれている印象です。

 

共有・報告だけであれば、メールや、その資料についてマネージャーなりの見解を加えて展開することで足りるケースがほとんどです。

 

時には、ニュアンスや温度感など、面と向かって伝えないとわからないケースもあるかと思いますが、それもそう多くはないはず。

 

1番無駄なのは、「昨日メールで送りましたが…」とか、「今朝朝礼でも言いましたが改めて…」とか、既に展開したことと同じことをまた共有すること

 

事前に展開している意味がなく、無駄でしかないですよね。

 

個人のみに関連する個別案件は1対1で言う

たまに、ある人しか知らない・関与していない案件について、その人とマネージャー2人で延々と話し始めるミーティングがあります。

 

これも、周りの人はなんのこっちゃ、で時間が過ぎていきます。

 

個人に属する案件は、ミーティング後とかにそれぞれでやりましょう。

 

そういう場合にマネージャーがよく言うのは、「○○さんの案件を聞いてもらうことでみんなの成長に繋がる」的な話ですが、それであれば目的を確り伝えたり、必要なメンバーに絞らないと効果が薄くなります

 

いくら聞きたくても、個人のことは個別に、という区別をつけたほうがよいですね。

 

無駄に時間を長くせず、やる意義を見つめ直す

こうやって読んでいただくと、チームミーティングって、何をやるの?という人もいるかと思います。

 

別の記事で書いてますが、定期的なチームミーティングを生産性のある、効果的なもので継続するには、マネージャーの工夫と根気が必要です。

 

なので、チームミーティング自体は、無駄に時間を長くせず、必要なことに絞って行えばよく、例えば15分とかの時間設定でも十分だと思います。

 

どんな会議にも言えることですが、やる意義を見つめ直して、無駄を削ることが全体の生産性を上げる上では重要です。

 

特に、毎週などの頻度で定期的に開催されるチームミーティングだからこそ、短く、必要な内容に絞って行うことが大事だと思います。

 

参考になった本

THE TEAM 5つの法則」という、まさにチームに関して書かれた本です。

 

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中でも、

 

ファーストチェス理論は、「5秒で考え た手」と「30分かけて考えた手」は実際86%が同じ手となるこ と。これを踏まえて孫正義はとにかく早く意思決定をしている。会議でも小さな決断を先送りするのをやめること。”

 

という一文は、会議を無駄に長くすることの無駄さや、決断をいかに早くすることが大事かを教えてくれます。

 

また、別の記事でも紹介した「ラストマン」では、


 

 

 

15分で結論が出ない会議は30分、1時間やって も結論が出ない

 

との一文もあり、やはり、結論や生産性を意識した会議をすることの重要性を教えてくれますね。

 

以上、効果的・効率的なチームミーティングに向けてやめるべきこと、無駄なこと、についてでした。

 

【マネージャー・リーダー】マネージャー・リーダーに初めてなった人が失敗しないためにやるべきこと

マネージャー・リーダーに初めてなった時は、これまでとの立場も違い、メンバーの育成や評価をしながら、自分もプレイングマネージャー的に働かなくてはならなくなり、戸惑ったりうまくいかないことも多く、ストレスを抱えてしまったりするかと思います。

 

初めてなった人じゃなくても、その組織のマネジャー・リーダーは一人であり、メンバー複数から常に見られ、ある意味評価され、そして”デキる”ことが求められたりと、チームビルディングをしながら結果も残していかなければいけないポジションになります。

 

わたしも一時期、チームリーダー(課長)のポジションで働き、今では顔を覆いたくなるようなたくさんの失敗(特にコミュニケーション)をしました。。。

 

そんなマネージャー・リーダーの方々、特に初めてそのポジションになった方へ、自分が失敗したからこそ今では大事だと思えていることについて、書いてみたいと思います(わかっていてもなかなかできないのですが。。。まずは認識することが大事だったりしますので)

 

 

 

マネージャー・リーダーに初めてなった人が失敗しないためにやるべきこと

今の倍以上褒める

「褒める側」と「褒められる側」、どちらの立場にいるかで感じ方が大きく違うなと日々感じます。

 

「褒める側」にいるマネージャー・リーダーは、自分ではしょっちゅう何かと褒めているつもりでも、その頻度や重さについて、実は「褒められる側」の人はそう感じていないことがよくあります。

 

特に、マネージャー・リーダーにとっては、あまりデキのよくないメンバーほど、なんとか褒めて伸ばそうと頑張ったりするので、一生懸命良いところを探して、なんとかたどり着いた褒め言葉を日々伝えているような状況だったりしますが、実は1日に1回ぐらいしか、その人のことを褒めてあげることができていなかったりします。

 

ちなみに余談ですが、わたしは「部下」という言葉がなんだかキツイ上下関係みたいで嫌いなので、日常では使わないようにしています(なのでこのブログも”メンバー”を使っています)。

 

受け手側のメンバーは、マネージャー・リーダーとの距離が遠かったり、いつも怒られてばかりいればいるほど、褒めてもらう欲求が強いので、1回や2回の褒め言葉では日頃の業務のモチベーションを保つには足りなかったりします。

 

「褒める側」と「褒められる側」にはこういったギャップがあることを認識し、少なくとも、今の倍以上はメンバーを褒めてあげるぐらいで、コミュニケーションの目線が合ってくるのかなと思っています。

 

ちなみに、褒め方も、押し付けがましくじゃなく、ウェットじゃなく、さわやかに、ちょっと思ったことをサッと言ってあげるようにしないと、逆効果になってしまうので、自問自答しながら頑張りましょう。

 

 

思いきって仕事を任せる

マネージャー・リーダーになる人は、その組織やチームでの業務経験がある程度あり、仕事を進めるのにも慣れている人が多いと思います。

 

それが故に、メンバーが進める仕事のやり方やスピードについて、「自分がやったらもっとうまく、速くできるのに!」と歯がゆく見える時も多々あるのではないかと。

 

そういう「自分がやったほうが明らかに楽だな」という場面でも、ある程度、グッと我慢して、致命的にならないタイミングまではメンバーに任せることが、マネージャー・リーダーになる人には大事な心構えじゃないかと思います。

 

理由のひとつには、メンバーに思いきって任せることで、メンバー自身が取り組むことでの成長や責任感が芽生える効果があること。

 

また、その中で、どういったタイミングで聞きにきたり、他の部署と連携の取り方をどうやっているか等、その人の仕事の力量を見れるチャンスに繋がるからです。

 

もうひとつには、メンバーに任せることで、マネージャー・リーダー自身の時間を作り出すことができ、自分にしかできない、もっと大きな・高度な仕事(判断を伴う仕事、ゼロからイチを作るアイデアを出す仕事等)に時間を費やせることです。

 

なかなか任せていると、最初はそっちのほうが気が気じゃなくなってしまう部分もあるかと思いますが、任せたメンバーが成長していくのを実感できるのも、マネージャー・リーダーの醍醐味だと思います。

 

強めの指導は見えないところ・マンツーマンで

みなさんの職場にもいるかもしれませんが、たまにデスクで「お前は何度言ったらわかるんだ!」みたいな、みんなの仕事の手が止まってしまうぐらい大きな声でメンバーを指導(というか叱咤)しているマネージャー・リーダーがたまにいます。

 

これはもう、悪影響しかありません。

 

怒られているほうは、みんなの前でそういう扱いをされる羞恥心や、プライドを傷つけられるため、指導される内容も飲み込めないですし、そもそもそういった上司へ今後も色々相談・報告しよう、となんてなりません。

 

怒っているほうの上司の方は、実はそうやってみんなの前で罵倒することが自分自身の立場・モチベーションを保つひとつの手段だったりするからまた厄介です。

 

通常の日常的な指導はその場で構わないのですが、本当に確り怒らないといけない場面、指導しなければいけない場面は、周りの人がいないところに呼び出して、ちゃんと相手が”聞ける”体制にいる状況で伝えてあげたほうがよいです。

 

さらに言うのであれば、長々と、ぐだぐだに、ではなく、端的に、短く、という伝え方が、相手に伝えるには重要かなと思います。

(アンガーマネジメント的な話もまたどこかで書きたいなと思います)

 

参考になった本

日立グループを再生した川村隆さんの「ラストマン」という本。

 


 

 

マネージャー・リーダーになった人に参考となるマネジメント論や実際の経験が豊富に書かれている本ですが、

 

「部下が失敗したときに責任をとりたくないから」 か、あるいは「部下に指導するより、自分でやってしまったほうが 早い」という思いもあるかもしれません。いずれにしても、部下を 成長させることを責務の1つとして認識できていないということです。”

 

という一文は、なんでもかんでも自身でやってしまおうとしていた自分を反省するきっかけになりました。

 

また、グーグルの人事トップの方が書いた「WORK RULES!」という本。

 


 

こちらもグーグルで実践された人事施策について書かれていて大変勉強になった本ですが、

 

自分が支配権を少しばかり放棄するたびに、チームにとってはステップアップのすばらしいチャンスが生まれる。同時に、マネージャー自身も新たな挑戦のための時間を手にする

 

等はまさにそのとおりで、大変参考になりました。

 

以上、「マネージャー・リーダーに初めてなった人が失敗しないためにやるべきこと」についてでした。

 

 

【就活】就活で失敗しないためにやってはいけないことと企業の選び方

みなさんは就活時代を思い返すとどんな気持ちになりますか?

 

わたしは思い返してみると、あの時が初めて、自分はどんな人間で、何をやりたいのかということに、真正面から向き合ったタイミングだったなと思います。

 

もちろん、今考えると至らない考えだったなと思ったり、情報収集も不足していたなと思うのですが、何か先が見えないもやもやとした中を、焦燥感や妥協と戦いながら進んでいたような記憶が蘇ってきます。

 

就活については、世の中に色んな情報が溢れているとともに、どうしても、企業サイドの立場が強いようなやりとりになってしまいがちで、学生にとってはフェアに企業を選ぶことが難しい心境になったりしますよね。

 

そこで、就活で失敗しないためにやってはいけないことと企業の選び方について、テクニックやノウハウとかじゃなく、心持ち・マインドの部分にフォーカスして自分が思うことをまとめてみました。

 

 

 

 

就活で失敗しないためにやってはいけないことと企業の選び方

お互いに”選ぶ権利”があることを意識する

転職活動だと割と当たり前に意識できる「お互いに”選ぶ権利”がある」という考え方も、就活だと、どうしても学生サイドの立場が弱いように思えてしまって、お互いの”選ぶ権利”を意識できない状況に陥ってしまう人も多いかなと。

 

よく言われているとおり、企業も採用なので当然選びますが、学生も、「自分はこういうことがやりたいし、こういうことができる会社に入りたい」という意思を持って、「それができないのであれば自分は(御社を)選びません!」というぐらいの強い気持ちでいいと思います。

 

周りが内定を取ったりしていくと、どうしても「受かりたい・・」という気持ちが出てきてしまう部分もあると思いますが、就活はあくまで「お互いに”選ぶ権利”がある」もの。

 

逆にそれぐらい確りと、自分のやりたいことや主張ができる人のほうが、企業サイドも一緒に働いてみたい、と感じてくれると思います。

 

自分について考える

就活のタイミングが、ある意味初めて、自分は何者で、何に興味があり、長い仕事人生でどういうことをやりたいのか、ということを考えるタイミングなのかなと思います。

 

いわゆる「自己分析」というやつですが、個人的には、就活のタイミングで、この「自己分析」にとことん取り組むことが大事だと思っています。

 

最終的にやりたいことが明確に見つからなくてもいい(むしろ妥協しない限りはそう簡単に見つかるもんじゃない)ので、過去の自分の取ってきた行動や、バイト選びで考えたこと、どんなことがあると嬉しいのかなど、自分の内面ととことん向き合うのが重要。

 

この自己分析をやる時に、「あとで面接やエントリーシートで使えそうなキレイなエピソードを考えよう」という気持ちは一切持たないほうがいいです。

 

そうなると、なんかまとめようとしたり、人に見せたり話したりすることを意識しすぎて、本当の自分じゃなく、偽りの部分が入ってきてしまったりするので。

 

まずは泥臭く、孤独な作業でもあるのですが、歯を食いしばって自分を見つめ直して、明確にならなくても、「なんとなくこういうことがしたいな」「こういう分野は明らかに嫌だな」とかのレベルでいいので、自分の方向性を考えて行けるとよいかなと。

 

例えば、自分の場合、自己分析の最初の頃に出てきた考え・方向性は、

「個人のお客さんに近い仕事、目の前ですぐに反応が見えるようなサービス業っぽい仕事がいいなぁ」

「飽きっぽいので、なるべく業務の幅が広そうな業界・会社がいいなぁ」

ぐらいでしたが、それが就活での大事な幹にもなっていたなと思いますし、今も変わらない部分もあります。

 

面接やエントリーシートでは嘘・偽らないこと

最近もあった話なのですが、今でもたまに学生からのOB訪問を受けてまして、その中で、

 

「御社ではどんな人が活躍してますか」「どんな人が多いですか」

 

などの質問を受け、「〇〇のような人ですかね~」と回答すると、

 

じゃあ、面接やエントリーシートで〇〇をアピールできるような学生時代の取組みとかを伝えるのがいいんですね!!

 

と言われてしまい、うーん・・・となってしまうことが結構あります。

 

その企業が求めている人材や活躍できる人を意識して、そこにフォーカスしたアピールをする、というのは順序が逆かなと。

 

曲がりなりにも自分がやりたいこと、それができる会社を意識して、それに至った考えの経緯や経験を偽りなく伝えて、それにマッチする企業かどうか、そういう人間(自分)を欲している企業かどうか、という観点で見るべきだと思います。

 

自分の就活時代にも、経歴とは言わないまでも、経験や考え方を偽って、企業とミスマッチのあるまま就職して、結局数年も経たないうちに(後ろ向きな)転職をしている人がたくさんいました。

 

そうなってしまうと、お互い不幸になるだけなので、あくまで自分自身で偽りのない就職活動をしましょう。

 

社会に出たらやりたいことが変わる前提でいい

実際社会に出てみると、やはり学生時代とは比較にならないぐらい視野が広がります。

 

知らなかった会社や仕事、サービスに触れたりするといった知見・情報のほか、自分自身ってこういうことに興味があるんだ、とか、こういう働き方をしたいんだ、とか、自分の内面でも大きく変化していきます。

 

これは、いくら学生時代にアルバイトをしようがインターンシップに参加しようが、本当のところは社会人にならないと得られない感覚。

 

なので、社会に出たら、また変わるかもしれない、というぐらいの前提で、この就活のタイミングで決めることが全て、というふうに思わなくていいと思います。

 

一方で、矛盾するようなことを言いますが、できれば「もうこれ以外に(今は)考えられない!」という水準まで考えて、就職先を選ぶことも同時に重要です。

 

この就活のタイミングで、こういった「自分のキャリアについてとことん考えること」ができるようになっておくと、今後社会に出て、色んな情報や内面の変化に触れた時にも、改めて全力で考えることができるからです。

 

「どうせ社会に出ると知見も広がってまた変わるだろうから、就活の時はテキトーに考えて、内定もらったとこに行けばいいや~」とか考えている人の多くは、会社に入っても、何か違うなぁと思いながら、その原因もわからず、また軽い動機で悪い転職を繰り返す、みたいなことになってしまいます。

 

なので、苦しい作業かもしれませんが、就活だけでなく、今後の人生・キャリアにおいても重要なタイミングと思って、現時点ででき得る自己分析にとことん取り組むことをオススメします。

 

参考になった本

超有名本で恐縮ですが、やはり就活・自己分析と言えば「絶対内定」。

 

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自己分析を具体的に進められるワークシートがあり、順序立てて自分について考えられるだけでなく、そもそも働くということ、キャリアについてどう考えなければいけないかなど、単なるノウハウ本ではない内容になっています。

 

特に、

会社はディズニーランドじゃないので自分で楽しめる場所にしないといけない

といったような一文は、今でも記憶に残っています。

 

もう一冊、以前のブログでも紹介しましたが「苦しかったときの話をしようか」という本。

 


 

 

比較的最近の本なので、就職してから読んだものですが、

 

”最終的には、今の君の精一杯の価値観で、君が「軸」を決めるしかない。そしてその価値観も軸も、君がさまざまなことを経験していく近い将来で変化するかもしれない。それでいいのだ。変化したら、またその時点での君のベストの軸に合わせてキャリアをアップデートすれば良いだけだから。”

 

といった一文は、就活中に出会いたかった言葉であり、転職を考えた時にも大変参考になりました。

 

以上、就活で失敗しないためにやってはいけないことと企業の選び方についてでした。