働き方ライフハック

就職、転職、そして日々働くことへのマインドアップや工夫に関する記事。

【転職・キャリア】30代後半からでも絶対に転職活動をしたほうがいい大切な理由と心得

みなさんは、「転職活動」をしたことがあるでしょうか?

 

恐らく、実際に転職したかどうかは置いておいて、ほとんどのサラリーマンの方が転職を考えたことがあるのではないでしょうか?

 

そして、考えたことがある、という人はたくさんいても、実際に「転職活動」をしたことがあるか、というところまでいくと、グッと数は減るのかなと思っています。

 

自分の実体験として、転職を"考える"だけではなく、実際に"転職活動"までしたことがありますが、結果として、今の会社に留まっています。

 

その体験を踏まえて、「30代後半からでも絶対に転職活動をしたほうがいい大切な理由と心得」について、書いてみたいと思います。

 

”転職”ではなく、”転職活動”をする、というところがポイントです。

 

また、転職を含むキャリア全般に関する考え方についてはこちらの記事もご覧ください。

 

t-shigotoron.hatenablog.com

 

 

30代後半からでも絶対に転職活動をしたほうがいい大切な理由と心得

自分の市場価値を知ることができる

最近よく、”ジョブ型”雇用という言葉が聞かれますが、転職活動をしてみると、まさにその名のとおり「ウチの会社・事業は今〇〇が足りなくて〇〇をできる人がほしい。あなたはウチの会社で〇〇ができますか?」ということをストレートに求められます

 

そこには、今まで所属してきた会社で培ってきた出世や評価、人脈などは関係なく、市場に出た1人の人間として、その会社にフィットすることが求められます。

 

その意味では、今の会社にいて、ちゃんとしたスキルや能力があるのに、正当に評価されていない人は、求人先から求められる能力・スキルを有していれば、収入アップの転職に繋げることもできるのです。

 

最近、IT・デジタルスキルの方々でこの傾向が顕著ですよね。

 

そして、30代後半のサラリーマンの方々で、転職活動をしたことがない、という人には、この転職活動を絶対にしてみてほしいと考えています。

 

もう一度言いますが、”転職”まではしなくとも、”転職活動”をしてほしい、と強く思っています。

 

それは、「自分に何ができるのか」、という自分自身を見つめ直すことに繋がることと、「自分は何がやりたいのか」という自分のキャリアを見つめ直すことに繋がるからです。

 

それを本気のレベルでやるには、やはり考えるだけでなく、”転職活動”という実際の行動まで移してほしいと思います。

 

結果、それによって転職しなかったとしても、その後の会社での働き方、能力・スキルの磨き方、キャリアとして目指す方向性などに大きな影響が出るからです。

 

いずれにしても、一つの会社の中にずっといると、世の中が見えなくなったり、自分の市場価値を試す機会は乏しいので、ぜひ、転職活動をしてみてほしいと思います。

 

30代後半は転職”したくなくなる”理由でいっぱい

30代後半にもなると、会社の中でそれなりの地位にいたり、築いてきた人脈もあったりしますよね。

 

「課長」とか「部長」とかいう肩書を与えられて、ある程度の給与ももらえるようになっていたり、ちょっとわからないことや聞きたいことがあれば色んな部署に知り合いもいたりして。

 

仕事を進めるのがだいぶ楽な地位になっていることが多いかなと思います。

 

また、家族もできていたり、たっぷり住宅ローンを組んでいたりと、プライベートでも動きたくない理由があったりします。

 

さらに、多くの大企業では、30代後半あたりから、長く勤めれば勤めるほど退職金や年金も増えてくるタイミングじゃないかと。

 

こう考えると、30代後半のサラリーマンは、転職に踏み切れない色々な”罠”に縛られていますよね

 

だけど、人生100年時代と言われるように、もう60歳で定年迎えてあとは自由奔放に、という世の中ではなくなっています

 

このタイミングで、一度「転職活動」と向き合うことで、もうあと30年間以上”働く”という世界にいる上では、転職するにしてもしないにしても、大きな財産を得られる経験になると思います。

 

生まれてから今までの時間と同じぐらいまだ働くと思うと、かなり壮大な時間軸なので、色々なしがらみをとっぱらって、大切な経験を積めるといいですね。

 

以上、「30代後半からでも絶対に転職活動をしたほうがいい大切な理由と心得」でした。

 

ちなみにですが、わたしも30代半ばぐらいで、実際に転職活動をしました(結果、転職はしませんでしたが)。

 

わたし自身も、ちょっと会社にちやほやされ、早いタイミングで管理職に登用され、というようにエスカレーターを上がっているサラリーマンでしたが、転職活動をしてみると、書類選考でバシバシ落ちましたし、面接に進んだ先でも過去の経歴や出世してきたことなんて1ミリも役に立たず、「あなたは何ができるんですか?」というのを求められているのをヒシヒシと感じました

 

でも今、その経験があるからこそ、ある意味自社での出世に興味がなくなり、またいつでも外に出れるよう、常に自分の市場価値を高めること、それに時間を割くことに注力できています。

 

そういった意味から、最終的に転職には至らなかったのですが、「転職活動」をしたことは大変貴重な経験となり、人生の起点となることでした。

 

ぜひ、同じような境遇の方にも、よい経験をしていただけたら幸いです。