【会議・MTG】短時間で確実に結論を出す効果的な会議運営ノウハウ
働いていると、毎日何かしらの打ち合わせ・会議があるかと思います。
特に、企画部門に所属していたり、マネージャー的な立場になると、一日中MTG、なんて方もいるのではないかと思います。
これだけたくさんの会社で行われていることなので、会議運営に関するノウハウは本とかは色々出ていますよね。
今回は、自分がこれまで実践してうまく行った会議運営のノウハウについて、「短時間で確実に結論を出す効果的な会議運営ノウハウ」としてお伝えしたいと思います。
短時間で確実に結論を出す効果的な会議運営ノウハウ
設定時間を15分にする
みなさんは、MTGをセットする時、いつも何分で設定していますか?または、会社や所属している部署で決まりやルールはありますか?
多くの場合、30分〜1時間程度で設定しているケースが多いのではないでしょうか?
不思議なもので、人は与えられた時間が余分にあると、その時間を使っていいんだ、という時間に対する気の緩みが生まれます。
なので、最初から30分とか1時間の時間設定をすると、スピーディーに議論が展開されなかったり、無駄に説明が長くなってしまったりします。
そこで、会議時間を、原則15分に設定することを試してみてください。
15分で会議を終えようとすると、集まったメンバーが、余計な無駄話や説明なく、最初から論点絞った議論をしようという姿勢になるのと、開催者も、その時間で終えるために確り準備します。
この開催する側が事前に準備する、ということが重要です。
例えば、開催者1人が準備のために60分使うことになったとしても、4人の会議を15分で終えられれば、60分(事前準備)+60分(会議時間:4人×15分)=120分のトータル時間です。
これを、ろくに準備もせずに参加者4人を60分のMTGに巻き込むと、4人×60分=240分と、倍の効率の悪さです。
何より、前者であれば、120分のうち75分は開催者1人が費やす時間であり、他の3人は会議時間の15分だけで済みますが、後者の場合、他の3人も60分の時間を費やすことになります。
会議の主催者は、常に"相手の時間を奪っていること"を意識しないといけませんね。
そして何より、15分という時間は思いの外長いので、あることの方向性や結論を出すには、十分な時間です。
議論が停滞したら打ち切る
何かを決めなければいけない会議なのに、いくつかのアイデアに対して、これといった決め手がなく、こっちはこれがいいけどあっちはこの観点ではすぐれている、みたいに結論が出ず、ダラダラと同じような議論が繰り返される会議のご経験がある方も多いと思います。
この手の「政治家」みたいな議論は、スピーディーに結果を出していかなければならないサラリーマンにとっては、本当に時間の無駄に感じますよね。
何かを決めなければいけない会議で、事前にアイデアが共有されてるのに、15分経っても結論が出ない場合は、スパッと一回、打ち切りましょう。
15分経っても決まらないのは、そのアイデアの検証が不十分で総合的な甲乙がつけ難いか、参加してるメンバーに物事を決定するイニシアチブがないか、のいずれかです。
前者であれば、一旦解散して、メールベースとかの字面で論点を再確認するなどしたほうがいいです。
後者であれば、そのメンバーでは何度集まっても一緒なので、決められるメンバーを再考してから会議を開きましょう。
いずれにしても、決まらない会議をダラダラやって、時間を浪費するのは避けるようにしたいですよね。
アジェンダを利用して迷子にならないように
よく、AかBかを決めならけばいけない議論の時に、「C」という別の切り口はOKなのですが、「ところで…」とかいう枕詞のあとに、全然論点じゃない話題になってしまい、10分・20分と時間が過ぎて…
なんてこと、ありませんでしょうか?
そして結局結論も出ず、なんの時間だったんだろう…みたいな徒労感だけ残ります。
こういった会議にならないように、参加者が迷子にならないよう、簡単でいいので、アジェンダを用意しましょう。
本当に簡単なものでもよいです。それこそ、決めたいことと、論点が数行で箇条書きされてるぐらいのものでOKです。
特に、目上の人も参加される会議だと、その人の議論が脱線しても、なかなか議論を修正しずらいところですが、「このアジェンダのように…」とかいう形でみんなの目線を戻すのにも有効に使えます。
参考になった本
会議運営に関する直接的な本もたくさんありますが、今回は、会議運営にも通ずるマインドが書かれている本と、その中の一文を引用する形でご紹介します。
「ラストマン」
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ラストマンの中の一文。
「15分で結論が出ない会議は30分、1時間やって
「イシューからはじめよ」
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「イシューからはじめよ」の中の一文。
「悩む」=「答えが出ない」という前
10分以上真剣に考えて埒が明かないのであらば、そのことについ
「TEAM5つの法則」
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TEAM5つの法則の中の一文。
ファーストチェス理論は、「5秒で考え
以上、「短時間で確実に結論を出す効果的な会議運営ノウハウ」でした。
【資産運用】負けずに大きく儲ける投資手法(実践編・今まさに買うべき資産)
今回は、いつもの仕事論と大きく変わって、資産運用に関する記事を書きたいと思います。
自分自身、色んな投資を試していて、NISAやiDecoといった税制優遇のある運用手法はもちろんのこと、株式投資・投信・ロボアド・保険・仮想通貨(暗号資産)・商品(原油・外国債券・不動産投資等、様々なもので運用しています。
ちなみに、上記で書いた資産はそれぞれ今も全て持っているので「分散投資」を基本としています。
今回は、そんな投資経験も踏まえて、「負けずに大きく儲ける投資手法(実践編・今まさに買うべき資産)」について書いてみたいと思います。
加えて言うと、今現在のこのブログの閲覧状況からすると、誰にも見てもらえてない状況に等しいですが、まさに本日、自分がこの手法を実践した内容もお伝えしますので、とても幸運にもこの記事を見て、納得いただいた方は、ぜひ、一緒にこの手法での資産運用に踏み出してもらえたら幸いです。
言わずもがなですが、投資すること自体はあくまでご自身のリスクとしてお取組みください。当然、投資結果を保証するものではございませんので、ご自身の判断でご活用ください。
負けずに大きく儲ける投資手法(実践編・今まさに買うべき資産)
まずは「余裕資金」の額を決める
投資するには「余裕資金」が必要です。なので、まずは、個々人みなさまの投資できる余裕資金の額を決めることが必要です。
この余裕資金の額、色んなFPの方やモノの本を読むと、結構保守的に「何かあった時のために普通預金や現金で持っておきましょう」という助言が多いように思います。
もちろん、万が一のための手元預金も大事なのですが、「万が一」「何かあったとき」という確率論に対する備えが大きすぎる傾向にあるように思います。
特に、ちゃんと調べたら、会社から手厚い保証が福利厚生であったり、今入っている保険から結構な額が支給されたりと、本当にストックしておくべき資金を見つめ直す余地がある人は多くいると思っています。
自分自身も、なんとなく、何かあった時のために、全く利息も付かない普通預金や定期預金に数百万円置いていたりしましたが、そのまま何年もお金を寝かせたままでいることに気付きました。
そもそも、預金以外にも、そんなにリスクの高くない先進国の株式・債券で運用している投資信託・ロボアドにも一定資産があり、何かあればそのお金も十分崩して使えるのに、さらに預金を持っている状況でした。
もちろん、先進国の株式・債券が”そんなにリスクの高くない”ものであるかは個人差がありますので、あくまで一例としてお読みください。
さらに、自分の場合は、何かあった時、そして将来は解約もできる積み立ての保険もやっていたので、さらなる余剰として預金に置いているお金にバカらしくなり、投資に回せるいわゆる「余裕資金」をグッと増やしたタイミングがあります。
なので、みなさんも、まずは色んな保障を確り確認して、ある程度の「余裕資金」を捻出していただけたらと思います。
そして、この投資手法をマネしてもらえるとするならば、「半年・1年ぐらいの間は投資したお金が半分になったとしても(ちょっと悲しいけど)へっちゃら。2~3年の間には20~30%、場合によっては2倍~5倍とかも期待できる!」というマインドで取り組めるお金でやってください。
いきなり結論、”歴史的”水準の資産を見つける
そして、負けずに大きく儲ける投資手法、について、いきなり結論です。
それは、”歴史的”水準の資産を見つける、ということです。
「歴史的に安値がついている」「歴史的に高値がついている」。このいずれかになると思います。
詳しくは以下の具体例で見ていただけたらと思いますが、”歴史的”水準になっているのには、何かしらの特殊な背景があります。
そして、「特殊」というぐらいですから、それはそんなに長期的に続かず、いずれは正常水準に戻ります。もしくは、過去の水準までは戻らなくても、ある程度の揺り戻しがあります。
気持ちとしては”必ず”と書きたいところですが、投資ですので、なかなかその言葉は使いずらく。。。
そのタイミングで、「余裕資金」をその資産に投資し、一定の目標に達したら、決意固く、売りぬくこと、これがコツです。
”歴史的”の時間軸イメージですが、「5年に1度の」ぐらいが結構目安だと思っています。
歴史的水準に対し、FXで投資を検討できる方は以下のバナーをクリック。
実践具体例①:原油(暴落時)
国際情勢に左右されやすい原油価格ですが、実際に”歴史的”水準だと判断して投資したのは2020年内です。
以下のリンクでチャートを見ていただくとわかると思いますが、3年軸とかで見ると、いかに”歴史的”に暴落していたかがわかるかと思います。
この時、かなり下がったタイミングで投資したのですが、それでもそこから20%~30%ぐらい下落しました。
数百万円投資していたので、ちょっと凹みましたが、そもそも、2~3年で20%~30%ぐらい利益出たら迷わず売ろう、と決めていたので、短期的に半分になろうがあまり気にしていませんでした。
なぜなら、”歴史的”水準はいずれ是正される、という(勝手に自分の中で)確かな自信があったのと、別に2~3年使うお金ではなかったので、という理由からです。
具体例②:トルコリラ
これはかなり最近の話ですが、エルドアン大統領の通常ではあり得ない経済政策を背景に、2021年12月にトルコリラが暴落しました。
これも、以下のサイト等で推移チャートを見ていただければわかりますが、2021年12月の急落時が”歴史的”におかしい水準だったことがわかるかと思います。
トルコリラ/円(TRY/JPY) :外国為替 | マーケット情報 | 楽天証券
実はトルコリラは未だ不安定な値動きをしており、現在もわたしも保有し続けています(含み益は20%超の状態)。
これらの事例のように、”歴史的”におかしな水準になっている資産は、一定期間の猶予と、一時期は半額になっても何の問題もない、という余裕資金度・強いハートがあれば、正常水準への回復時に大きな利益を取れます。
本日まさに実践した投資資産
そして、本日、まさに実践した投資資産ですが。。。
これも明らかに”歴史的”水準。
原油やトルコリラとちょっと違うのは、暴落ではなく、「暴騰」してしまっている、ということ。
投資手法には、暴騰してしまっているものが是正されるタイミングで儲ける手法があるのです。
正直、今回の投資資産については、背景を鑑みると、逡巡しない気持ちがないでもなかったのですが、資産運用はあくまで自分のリスク・決断の話、と割り切って、数百万円、投下しました。
今回(本日)わたしが投資したのは。。。
原油です。それも、ベア型ETFという、今後、原油価格が正常化(下落)した時に利益が出る資産になります。
ロシアのウクライナ侵攻と、各種経済制裁を受け、原油価格がまさに”歴史的”に高騰しています。
戦争自体に思うことはたくさんあり、早く終結してほしいですが、ロシアが今後どうなるかにもよりますが、いずれは、一定程度、正常的な水準に戻ってくると考えています。
その時の利益確定を狙って・・・という投資になります。
恐らく、この記事については、誰も見てくれていない状況ではありますが、まさに「本日」投資した生々しい記事として投稿させていただきます。
繰り返しになりますが、この投資手法は利益を保証するものでもなんでもなく、ご自身の判断で投資を行ってください。また機会があれば、この手の記事も書いてみたいと思います。
以上、「負けずに大きく儲ける投資手法(実践編・今まさに買うべき資産)」でした。
【アンガーマネジメント】ムカつくメールや上司・後輩に怒って時間を無駄にしないための対処法
日々働いていると、会議の場やメール、電話などのやりとりで、どうにも耐えられない一言を言われたり、気にくわない態度を取られたりして、瞬間的に怒ってしまいそうになることがありますよね。
そうして我慢できずに反応してしまうと、相手もまた反応してきて、それに対してまたやり返して…
と、気付けば時間も精神力も持っていかれて、仕事が全然進まない…なんて経験も、みなさんあるのではないでしょうか。
世には本とかでいわゆる「アンガーマネジメント」的なモノが溢れているかと思いますが、今回は、より実践的に使える気持ちのコントロール術として、「ムカつくメールや上司・後輩に怒って時間を無駄にしないための対処法」について書いてみたいと思います。
ムカつくメールや上司・後輩に怒って時間を無駄にしないための対処法
頭に来るメールへの対応
みなさんも、読んだだけで頭にカァーッと血が上るような頭に来るメールを受け取ったことがあるのではないでしょうか?
メールって、実は面と向かって話すよりも、伝える内容を整理したり、もれなく伝えることができてしまうので、頭に来ることも漏れなく書かれていて、何度も読み返してしまうぐらいムカつくことがみっちり書いてあったりします。
しかも、書いてくるほうも、相手の反応お構いなしに言いたいことを全部入れてくるのでタチが悪いですよね。
そしてこの手のメールは、先ほど書いたとおり、何度も読み返してしまうので、それだけで既に時間も精神力も取られてイライラしてしまいます。
こういったメール、すぐに返信してしまうと、追加的にどんどんこじれてしまいます。
こちらも怒ったままなので相手を傷付けるような言い方になってしまったり、不必要に拡散したい気持ちが芽生えてCCに多数の人を入れて返してしまったり、そしてそれに対してまた相手から怒りの返信が来て応酬になったりと…
なので、この手のメールは、すぐに返信するのをやめましょう。
もう一段言うなれば、返信するの自体やめてしまう、それに向けて、可能であれば1日放置してみましょう。
そうすると、送ってきた人のことが、なんとも子どもに思えてきたり、無視していること自体がむしろ相手へのメッセージになったりと、疲れる応酬もなく、あなたの価値を落とさないことにも繋がります。
そういう怒りたくなるメールは、目の前に見えているとなかなか気持ちも収まらないので、さっさと受信トレイから消して、見えないところに葬ってしまいましょう。
怒りに任せた行動を取る前に
どうしても我慢ならないことがあって、怒りに任せて行動してしまいそうになる時もあるかと思います。
これも周りから見ていると、気持ちのよいものではないですし、どんなに正論を言っていても、こんなみんなが見てる環境で我慢できない人なんだ、と、自分の評価を下げることにも繋がってしまいます。
これを避けるには、とにかく、瞬発的に怒ることをやめること。
怒り狂いそうになったら、行動する前に、10秒、いや、5秒でよいので、待ってみましょう。
できたら深呼吸、もっとよいのは、自分もよくやりますが、一旦、トイレとかに席を外すこと。
そうやって歩いたり別のことをしているうちに、怒るにしても冷静さを取り戻せて、伝え方まで含めて整理できる時間ができることです。
ポイントは、その場所を、離れること。
ムカついたことや人が目の前にいると、どうしても怒りは増長されてしまいますので、トイレに行く、食堂に行く、外に出る、など、なんでもよいので移動すること、歩くことを心がけましょう。
怒ってしまった後のフォロー
これはアンガーマネジメントとはちょっと別の切り口になってしまうのですが。
怒ってしまった後、特に指導的な立場にいる時の話ですが、その後も引きずってしまうと、なかなか育成・指導面からもうまくコミュニケーションが取れません。
なので、あることで怒ってしまったら、なるべくその人を褒められるような、その人がよくやってくれた、貢献してくれた案件の話に切り替えて、なるべく普通に接してあげるようにしましょう。
あくまで、ある案件のやり方や振る舞いについて怒っただけであり、人間性やその人そのものを否定しているわけではない、ということに早く気付かせてあげることが、円滑な指導コミュニケーションには重要と思います。
参考になった本
以前もご紹介したことがありますが「大前語録」という、大前研一さんの各種名言がちりばめられている本です。
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この中に、上司がどうしようもなくムカついてしまったら、最後は、どうせこの人は自分より早く死ぬ、と考えて諦めよ、的な一言があって、究極のアホ離れだなと思いました。
また、これも有名な本ですが、「頭に来てもアホとは戦うな!」という本。
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その名の通り、アホに無駄な時間を費やすな、的なノウハウが満載ですので、こちらも一度お読みすることをオススメします。
以上、「ムカつくメールや上司・後輩に怒って時間を無駄にしないための対処法」でした。
【伝え方】明日からすぐ実践できるコミュニケーションを円滑にする効果的な伝え方のノウハウ
日々仕事で求められる「相手に伝える」というコミュニケーション。
「伝え方」に関する本が出ているほど、相手にうまく「伝える」ということは難しい面もあり、また、それだけにみなさんもたくさん失敗した経験があるのではと思います。
今回は、自分の経験談も踏まえて、「明日からすぐ実践できるコミュニケーションを円滑にする効果的な伝え方のノウハウ」について書いてみたいと思います。
明日からすぐ実践できるコミュニケーションを円滑にする効果的な伝え方のノウハウ
複雑なことを一言でシンプルに伝える
営業先での打ち合わせや、他部署との会議が終わった後、自分の理解が追い付いていなかったり、人間関係や思惑が絡み合って、内容や今後の方向性がよく見えない状況に陥ってしまったりすることがあると思います。
一方で、そういう”まずい事態”だからこそ、上司には早く報告して判断を仰ぎたくなる気持ちになりますよね。
この時に、複雑な事象を、複雑なまま説明してしまっているケースをよく見かけます。
そうすると、伝えられる上司のほうも内容がわからず、ちゃんとした判断ができないどころか、「ちゃんと整理してからこい!」と怒られてしまう展開にもなってしまいます。
こういう時は、早く報告したい気持ちをグッとこらえて、30分でもいいので、自分の頭を整理し、端的に伝えられるようになってから報告するようにしましょう。
自分の理解を高めるために、一度紙に関係図や議事録を書き起こしてみることをオススメします。
そして、目安としては、最初に一言で「結論から言うと〇〇です」と、内容や方向性の結論や論点を一言で伝えられるレベルになってから報告するといいと思います。
自分がやったことを伝えたい気持ちを抑える
人は誰しも相手や周りの人に褒めてもらいたいという「承認欲求」があります。褒められて嫌な気分になる人はいないですよね(言われ方にもよりますが・・)。
なので、自分でうまくできたこと、頑張ったこと、大きな案件を取れた時、もしくは周りも知らないようなことを知った時は、早く誰かに伝えたくなります。
この時に、相手の状況やコンディションを考えないで、「ちょっと聞いてもらっていいですか?」ととにかく話したい気持ちを抑えきれていない人をよく見かけます。
そして、だいたいそうやって「自分だけが高揚している」ような話は、実は聞いている相手からすると「うーんと、それで?」みたいな大したことがない話であることが多いです。
これは自分がマネジメントのポジションだった時に、若手の担当者からよく受けました。
本当に必要なことならともかく、自己満足に近いことや、他の人にとって不必要な情報などを話しに行く時は、一旦立ち止まって、本当に伝えることが必要か、伝えるとしても、高揚せずに、サラッと事実だけを伝える、などに留めたほうがスマートです。
そういうことを繰り返している人は、周りから見ると、結構子どもっぽく見えてしまうので、注意しましょう。
それでも誰かに言いたい気持ちをただただなくすのは辛い作業なので、そういうのを聞いてくれる友人や家族に伝えるようにしましょう。
7分が限界かつちょうどいい
これは30分ぐらいの会議などで何かの資料を説明して、そのあと議論してもらって方向性を出す場面での話です。
みなさんは、その説明者の立場になった場合、どれぐらいの説明時間を想定して臨みますか?
自分の経験を踏まえると、結論としては、30分程度の会議であれば、7分が限界でかつちょうどいい時間軸です。
7分という時間ですが、前置きをタラタラ話さない前提で、本題や論点、判断するのに必要な情報に絞ると、意外と長い時間軸です。
また、聞いているほうも、それが内容のある話であっても、また仮に、あまり興味が湧かない話であっても、イライラせずに聞き終えられる時間です。
何より、方向性を出してもらいたい会議は、参加者に意見を言ってもらって、納得してもらって、結論・明確な方向性を得ることが目的ですので、議論してもらえる時間を確り確保できたほうがいいですよね。
余談 ~督促したわけじゃないのに・・・~
伝え方に関する体験談に関する余談をひとつ。
ある部署の方にお願いしたいことがあり、電話で概要を伝えたところ、1週間ぐらいでできるとのこと。
ちなみにお願いした内容は、そんなに大した作業がいるものではなく、かつ、わたしも全然急いでないものでした。
その後、1週間経つ前日ぐらいに、ふとした気持ちで「例の件、どうなってますか?」という確認のメールを入れたところ、お願いした部署の方から電話があり「そんなに急ぐオーダーじゃなかったはずです!」と、怒られてしまいました。
恐らく、伝え方が督促しているように感じさせてしまったこと、手段がメールというツールだったのもあり認識がすれ違ってしまったことが原因だと感じました。
こういった大したことがない場面でも、伝え方やツール、タイミングなどで受け取られ方がコロッと変わってしまうので、相手の状況をよく汲み取ってコミニュケーション取ることが大事ですね。
参考になった本
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その名の通り、JTがこれまで実践したきたM&Aについて書かれている本で、M&Aの勉強をするためにも有意義な本ですが、この本の中に、
「何事もシンプルに。多忙なときに複雑なことを複
という一文があり、伝え方の参考にもなる本です。
もう一つ、「1分で話せ」という本。
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こちらもタイトルどおり、まさに「伝え方」のど真ん中の本ですが、この本の中にも、
「たくさん話したくなるのは、調べたこと、考えたことを全部伝え
という一文があり、その他にも伝え方に関する色々なノウハウや考え方が書いてあります。
以上、「明日からすぐ実践できるコミュニケーションを円滑にする効果的な伝え方のノウハウ」でした。
【自己変革】これまで変われなかった人が成長するために自分を変えるための方法
人は誰でも、「よし、明日からは心を入れ替えて取り組むぞ」といった感じで、うまくいかない日々を打破するために決意を新たにすることがよくあると思います。
その度に、最初のほんの少しで決意が揺らいでしまったり、なんだかんだ、何も変わらない日々を過ごしてしまったりします。
いわゆる「人が変わる」ということ、「日々成長する」というためには、どうやって自分をコントロールしていけばよいでしょうか?
明確な答えはないかもしれませんが、自分の成功・失敗体験も踏まえて、「これまで変われなかった人が成長するために自分を変えるための方法」について、書いてみたいと思います。
これまで変われなかった人が成長するために自分を変えるための方法
具体的に動くこと
自分を変えたい、明日からの日々を変えて成長したい、ということを実現するには、「具体的に動くこと」が重要です。
これと正反対なのが、「決意を新たにすること」「明日から頑張ろう」と意気込むこと。
そうやって気持ちを入れ替えた気になったとしても、ささやかな自己意識の強調でしかなく、具体的に変えることが何も決まっていないので、行動が何も変わらないことがよくあります。
それよりも「明日から1時間早起きして勉強する」とか、「一駅前で降りてウォーキングする」とか、資格の勉強やダイエットでも具体的な行動を決めるほうがずっといいです。
仕事においても、「営業を頑張ろう」とか「頑張ってコミニュケーションを取ろう」とかよりも、「アポを入れたお客さんの事前研究を必ず1時間取る」とか「チームメンバー1人1人に1日1回は声をかける」とかまで落とし込むことが大事です。
こう考えると「頑張ろう」は割と禁句で、ひいては相手にかける言葉としても少し無責任な部分もあるかもしれませんね。
逆に、そこまで行動として具体化できないことは、恐らく、変わろうと思ってもまだ変われない分野だと思います。
具体化した行動の積み重ねで、大きな成長に繋がるものと思います。
まさにこれはあいだみつをさんの、「あのね、頑張らなくていいから、具体的に動くことだね」という言葉のとおりの話ですね。
時間の使い方を変えること
これも行動を具体化することのひとつの方法論ですが、毎日の生活リズムの中で、時間の使い方を変えることが重要です。
人はそれぞれずらすこと、変えることのできない時間が1日の中に決まってあるかと思うので、自分の24時間の中で、どこから捻出できるのかを見定めることが大事です。
少し実体験を交えてお話すると、わたしは今、サラリーマンであり3人の子どもを抱えています。
その中で、読書や筋トレなど、自分の時間がほしかったのですが、朝から会社に行き、帰ってくるのも20時前後になることが多いので、子どもが寝た後の夜の時間に自分の時間を作ることを試みました。
が、これが大失敗。
まだ子どもも小さくて、寝てほしい時間に全然寝てくれず、それに対してもイライラしてしまい、結局お酒を飲んでしまったりして自分の時間を有意義に使えず…
という感じになってしまいました。
そこで、夜の時間は自分でコントロールできないと割り切って、むしろ子どもとベッドに入る時間を大切にするべく、夕飯を食べたらサッサと子どもと一緒に寝ることにして、朝の時間を使うことに変えました。
これがバッチリうまくいき、平日も休日も、よほど残業になった日以外は、早ければ21:30には布団に入り、朝は4時に起きています。
そうすることで、朝の4時〜6時ぐらいは、誰にも邪魔されない自分の時間として有意義に使えています。
みなさんも、それぞれの生活リズムがあるかと思いますが、その中で、他人に左右されない時間を見つけて、その枠を広げるリズムを作ることをオススメします。
ちなみに、4時起きというとビックリされるかもですが、元々朝が強いほうではなく、日々リズムを変えて行ったら起きれるようになったのと、21:30に寝れば、まぁそこそこ睡眠時間取れてますので、習慣化できるかが大事ですね。
これについては大前研一さんが、「人間が変わるために最も無意味なのは決意を新たにすること。時間配分、住む場所、付き合う人を変える行動をしない限り、人間は 変わらない」とおっしゃっています。
この中で、住む場所はなかなか容易には変えられず、付き合う人は社外であればある程度意識してできる部分もありますが、やはりその日からでもすぐにできるのは時間配分の変革です。
参考になった本
上記でも出てきた大前さんの考え方がたくさん書いてあって、割と端的に読めるのが「大前語録」です。ぜひみなさんも読んでみてください。
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以上、「これまで変われなかった人が成長するために自分を変えるための方法」でした。
【キャリア】30代後半の金融サラリーマンが個人事業主として税理士を目指すことを諦めた理由
金融やお金に関する独立・個人事業主の士業として有名なのは「税理士」ですよね。
事務所を開業して独立している税理士の方々は、年収も高く、節税もうまくやっている印象があり、独立する道としては魅力的に感じる方も多いと思います。
かくいう自分も、金融系のキャリアということもあり、また、働き方・キャリアの選択肢として今のサラリーマンではなく、個人事業主を目指したい、という強い思いもあり、税理士の道へ進むことを真剣に考えました。
ですが、結果として、30代後半の自分にとっては、税理士は取り得る(取りたい)選択肢ではないとの結論に至りました。
今回は、その過程で考えたことを「30代後半の金融サラリーマンが個人事業主として税理士を目指すことを諦めた理由」として記事にしましたので、参考にしていただけると幸いです。
30代後半の金融サラリーマンが個人事業主として税理士を目指すことを諦めた理由
試験の難易度が相当に高い
言わずもがなですが、税理士試験は難易度が高く、合格率も20%を切る水準であることが多いです。
また、必要な勉強時間は4,000時間とも、多い人では6,000時間とも言われます。
そのため、サラリーマンが取得を目指すには、いつもの仕事をしながら相当な勉学時間を確保することが必要になってきます。
家族もいる方にとってはかなりの我慢や努力が必要ですよね…
それを継続的に実現していくには、「絶対に税理士になりたい!」という強い意志と、高いモチベーションが必要になります。
そしてこれは、自分の動機がある意味不純だったせいでもあるのですが、純粋に「税理士になりたい!」と強く思っていたわけではなく、「自分の裁量が多い個人事業主になりたい。その選択肢として税理士がある!」ぐらいにしか思っていなかったので、とてもモチベーションが続かないな、と考えてしまい、資格取得に踏み出せませんでした。
資格取得しても実務経験がモノを言う世界
甘い考えと言われてしまえばそれまでなのですが、30代後半から色んなことを犠牲にして苦しんで税理士になったら、その後はある程度収入や時間的にもゆとりがほしくならないでしょうか?
一方で、税理士の資格を取ったからと言って、税理士としてはペーペーで右も左もわからない状態。
最初はどこかの事務所などにお世話になって、新人のようにイチから業務を覚えて…というの少なくとも数年は続きます。
40代からの税理士資格者の転職でも実務経験が左右する世界と聞きますので、資格取得に数年、取得後も一人前として活躍するまでに数年(場合によってはもっと)、と考えると、あまりに果てしなく感じてしまい、これも一歩踏み出せない要因となってしまいました。
書類作成などの事務的な仕事が多い
実際に税理士さんの仕事もよくわかっていない立場で怒られてしまいそうですが、税理士の仕事の内容として、書類作成などの事務的な仕事も相応に多いと思います。
当然、それだけではなく、アドバイザー的なコンサルフィーをもらうような仕事もあるかと思いますが、それこそ、相応の実務経験を積まないと難しいのではないかと。
加えて、DXの進展やAIの発達により、単純な業務、事務的な業務に関する需要は減っていくことも想定されます。
となると、数年かけて資格を取って、また数年かけて新米税理士になって書類実務ができるようになる頃にはそれを"人がやる"という需要は減っている。
さらに、コンサルや交渉などの高度な業務は"人がやる"需要が残ると思いますが、それには実務経験が必要…
と考えてしまい、長い努力の果てに迎える状況としては、なかなか厳しいなと思ってしまった次第です。
季節労働のため自己裁量で働ける余地が減る
元々わたしの税理士を検討した目的が、「個人事業主になってある程度自分の裁量・スケジュールで働きたい」ということにありました。
一方で、これも税理士さんの仕事を知らない分際で怒られてしまいそうですが、税務申告や会社の決算時期は決まってしまっているため、クライアントを持つとそれだけスケジュールに関しては自己裁量で働ける余地が減ってしまいます。
これも、最終的に自分が目指したい働き方のイメージとは合わず、断念してしまった理由のひとつです。
以上になりますが、今回はいつもに増して、個人的な意見が満載なので、反論も多数あろうかと思います…
ただ、税理士になるということはそれだけでも大変ですし、30代後半から目指すにはなってからの苦労も含めて考える必要があり、なかなか甘くないな、と気づいた部分もありましたので、少しでも共感いただけたら幸いです。
以上、「30代後半の金融サラリーマンが個人事業主として税理士を目指すことを諦めた理由」でした。
【転職・キャリア】30代後半からでも絶対に転職活動をしたほうがいい大切な理由と心得
みなさんは、「転職活動」をしたことがあるでしょうか?
恐らく、実際に転職したかどうかは置いておいて、ほとんどのサラリーマンの方が転職を考えたことがあるのではないでしょうか?
そして、考えたことがある、という人はたくさんいても、実際に「転職活動」をしたことがあるか、というところまでいくと、グッと数は減るのかなと思っています。
自分の実体験として、転職を"考える"だけではなく、実際に"転職活動"までしたことがありますが、結果として、今の会社に留まっています。
その体験を踏まえて、「30代後半からでも絶対に転職活動をしたほうがいい大切な理由と心得」について、書いてみたいと思います。
”転職”ではなく、”転職活動”をする、というところがポイントです。
また、転職を含むキャリア全般に関する考え方についてはこちらの記事もご覧ください。
30代後半からでも絶対に転職活動をしたほうがいい大切な理由と心得
自分の市場価値を知ることができる
最近よく、”ジョブ型”雇用という言葉が聞かれますが、転職活動をしてみると、まさにその名のとおり「ウチの会社・事業は今〇〇が足りなくて〇〇をできる人がほしい。あなたはウチの会社で〇〇ができますか?」ということをストレートに求められます。
そこには、今まで所属してきた会社で培ってきた出世や評価、人脈などは関係なく、市場に出た1人の人間として、その会社にフィットすることが求められます。
その意味では、今の会社にいて、ちゃんとしたスキルや能力があるのに、正当に評価されていない人は、求人先から求められる能力・スキルを有していれば、収入アップの転職に繋げることもできるのです。
最近、IT・デジタルスキルの方々でこの傾向が顕著ですよね。
そして、30代後半のサラリーマンの方々で、転職活動をしたことがない、という人には、この転職活動を絶対にしてみてほしいと考えています。
もう一度言いますが、”転職”まではしなくとも、”転職活動”をしてほしい、と強く思っています。
それは、「自分に何ができるのか」、という自分自身を見つめ直すことに繋がることと、「自分は何がやりたいのか」という自分のキャリアを見つめ直すことに繋がるからです。
それを本気のレベルでやるには、やはり考えるだけでなく、”転職活動”という実際の行動まで移してほしいと思います。
結果、それによって転職しなかったとしても、その後の会社での働き方、能力・スキルの磨き方、キャリアとして目指す方向性などに大きな影響が出るからです。
いずれにしても、一つの会社の中にずっといると、世の中が見えなくなったり、自分の市場価値を試す機会は乏しいので、ぜひ、転職活動をしてみてほしいと思います。
30代後半は転職”したくなくなる”理由でいっぱい
30代後半にもなると、会社の中でそれなりの地位にいたり、築いてきた人脈もあったりしますよね。
「課長」とか「部長」とかいう肩書を与えられて、ある程度の給与ももらえるようになっていたり、ちょっとわからないことや聞きたいことがあれば色んな部署に知り合いもいたりして。
仕事を進めるのがだいぶ楽な地位になっていることが多いかなと思います。
また、家族もできていたり、たっぷり住宅ローンを組んでいたりと、プライベートでも動きたくない理由があったりします。
さらに、多くの大企業では、30代後半あたりから、長く勤めれば勤めるほど退職金や年金も増えてくるタイミングじゃないかと。
こう考えると、30代後半のサラリーマンは、転職に踏み切れない色々な”罠”に縛られていますよね。
だけど、人生100年時代と言われるように、もう60歳で定年迎えてあとは自由奔放に、という世の中ではなくなっています。
このタイミングで、一度「転職活動」と向き合うことで、もうあと30年間以上”働く”という世界にいる上では、転職するにしてもしないにしても、大きな財産を得られる経験になると思います。
生まれてから今までの時間と同じぐらいまだ働くと思うと、かなり壮大な時間軸なので、色々なしがらみをとっぱらって、大切な経験を積めるといいですね。
以上、「30代後半からでも絶対に転職活動をしたほうがいい大切な理由と心得」でした。
ちなみにですが、わたしも30代半ばぐらいで、実際に転職活動をしました(結果、転職はしませんでしたが)。
わたし自身も、ちょっと会社にちやほやされ、早いタイミングで管理職に登用され、というようにエスカレーターを上がっているサラリーマンでしたが、転職活動をしてみると、書類選考でバシバシ落ちましたし、面接に進んだ先でも過去の経歴や出世してきたことなんて1ミリも役に立たず、「あなたは何ができるんですか?」というのを求められているのをヒシヒシと感じました。
でも今、その経験があるからこそ、ある意味自社での出世に興味がなくなり、またいつでも外に出れるよう、常に自分の市場価値を高めること、それに時間を割くことに注力できています。
そういった意味から、最終的に転職には至らなかったのですが、「転職活動」をしたことは大変貴重な経験となり、人生の起点となることでした。
ぜひ、同じような境遇の方にも、よい経験をしていただけたら幸いです。