【実体験】休日でも仕事が頭から離れない、心配性で憂鬱な日々を克服した話
せっかくの休日なのに、翌週の大きな仕事のことが頭から離れなかったり、仕事終わって家に帰ってもまた、仕事のことを思い出してしまったり、もしくは夜中にうなされて起きてしまったり。
そんな経験、みなさんはありますでしょうか?
よく、会社から一歩出れば仕事のことは一切忘れて・・・という方もいらっしゃるように聞きますが、わたくし自身、全くそれとは正反対のタイプでして。。。
家族といる休日や仕事の行き帰りの電車、朝目が覚めた瞬間やお風呂に入っているとき(なぜかこれが一番多いのですが)に、しょっちゅう仕事のことを思い出してしまい、休日もゆっくり休めない自分や、朝目覚めてすぐ仕事のことを考えている自分に嫌悪感を感じた日々もありました。
でも今は、この心配性な自分の性格を、逆にものすごい強みとして考えられています。
今回は、そんな発想の逆転に至った自分の実体験をベースに、「休日でも仕事が頭から離れない、心配性で憂鬱な日々を克服した話」について書いてみたいと思います。
休日でも仕事が頭から離れない、心配性で憂鬱な日々を克服した話
心配性な自分が嫌で仕方なかった日々
若い頃から、休日に恋人と会っている時間や、友人と遊んでいる時間でも、例えば街の看板や電車から見えた風景がきっかけとなって、すぐに仕事のタスクを思い出してしまい、その場を全力で楽しめないことがよくありました。
そうなってしまうと、急にドキドキしてきたり、もう仕事の緊張感のある場面に頭が移行してしまって、会話の内容も話半分になり、何より休日なのに精神的に全然休まらない、なんてことが多くありました。
後で書きますが、その頃は考えてしまった時の”対処法”も知らなかったので、一度憂鬱な仕事のことを思い出してしまうと、もう抜け出せませんでした。
特に大きい仕事が控えている時や、新しい部署に異動した時などが顕著で、あまりに休日に”集中できない”ので、少し一人にさせてくれ!なんてこともあったりで。
そんな時期が結構長かったので、休みになれば仕事を忘れられる図太い?性格の方々を羨ましく思い、自分の異常なほどの心配性さ加減が嫌で仕方ありませんでした。
気持ちの転換→心配で準備することは恥ずかしいことじゃない!
そんなある時、自分と全く真逆の性格であるハートの強い人が、大勢の前でプレゼンをする機会がありました。
その人は、いつも大きな仕事の前でも構えたり、緊張した素振りを見せることはなく、むしろいつも色んなことに身構えて準備するわたしのことを若干小ばかにもしたことがあるような人です。
いつも通り、大した準備もせずにプレゼンに臨んだところ・・・
なんと、目も当てられないような大失敗。しどろもどろで何を言ってるかわからなくなり、大勢の方を巻き込んだ大失敗になってしまいました。
それを見た時に、「あれ?めちゃくちゃダサいじゃん」と、何か心が晴れたような気持ちになり、そういった目で日々起こることを見ていると、大した準備をせずに臨んでいる人ほど、結構たくさん失敗していることに気付きました。
しかも、ちょっとたちが悪いのは、そういった人たちはハートが強いので、失敗している時も、失敗が終わった後も、あまり気にしておらず、そのせいで成長できていないことにも気付きました。
そういった経験を通じて、自信を持って物事に臨むためには、「準備して臨むことは恥ずかしいことじゃない」と強く思うようになりました。
それからは、むしろ「恥ずかしげもなく準備すること」のほうが仕事に臨む姿勢としては大切だということに気付き、それまではコソコソ見えないところでやっていたような事前準備(資料を読み込んだり、マーカーを引いたり、など)も堂々とやるようになりました。
四六時中考えらえることが自分の最大の強み
「準備して臨むことは恥ずかしいことじゃない」という発想に切り替わってから、休日・仕事の行き帰り・寝て起きた時に仕事のことを考えてしまうことが、むしろ自分の最大の強みなんだ!と思えるようになってきました。
このあたりはまさに賛否両論かと思うので、どうしても休日などに切り替えることができない方に賛同いただけたら幸いです・・・
ちょっと極端な発想になってしまうのかもしれませんが、周りの人が平日の8時間とか9時間という時間軸で働いている中、自分はある意味24時間を使って勝負できるので、アイデアの数や仕事の段取り力で大きな差別化が図れます。
さらに、今までは休日に考えることが悪いことだと思い、その考えを閉じ込めようとしていたのを解き放つことができたので、今までよりも多く、考えが巡るようになりました。
即座にアウトプットして頭の中から消していく
こうなってくると、「休みの時もそんなに仕事のことばかり考えて嫌じゃないのですか?」といった疑問やご意見もあろうかと。
確かに、休みの日もずーっと唸っていて悩んでいるような顔をしていたら、精神的にもつらいですし、それこそ一緒にいる人も楽しくないですよね。。
実は、四六時中考えることが強みになった今、全くそんな状況に陥っていないんです。
コツは、考えて浮かんだことを、即座にアウトプットして、頭の中から消していくことにあります。
仕事のことを考えてしまって、それをアウトプットせずにずっと反芻していると、それはどんどん憂鬱な気持ちにもなってしまいます。
なので、具体的には、アイデアや仕事の段取りについて思いついたら、それを即座に会社のメールアドレスにメモ書きで送ってしまいます。
そうすると、頭からはそのことが消えてなくなり、休日に集中できたり、また次のことを考えられたりします。
なので、実は、わたしの月曜日の朝のメールボックスは土日の自分からのアイデアメールなどでいっぱいになっていることがあります。
アウトプットすることで集中力が増すことについて書いたこちらの記事もよかったらお読みください。
参考になった本
幻冬舎の社長である見城徹さんとサイバーエージェント社長の藤田晋さんの掛け合いの内容になっている「憂鬱でなければ、仕事じゃない」という本。
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まさに自分のバイブル的な本で、ダラダラ働いてしまいそうな時に読むと、頭をガーンとぶったたいてくれます。
中でも見城さんの「憂鬱なことが3つ以上ないと心配になる」であったりとか、「小さいことにくよくよしろよ」といった言葉は、心配性な自分を正当化して自信を持つきっかけにもなり、大変感謝しています。
また、靴下屋さんのタビオの会長である越智直正さんも、以前テレビ番組で、
「気を抜くと靴下のことを考えてしまう」
ということをおっしゃっており、これも四六時中仕事を考えてしまう人に勇気を与えてくれる言葉だと思いました。
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以上、「休日でも仕事が頭から離れない、心配性で憂鬱な日々を克服した話」を自分の実体験ベースで書いてみました。